会社名 | 株式会社アイコス | ![]() 代表取締役社長 木村 喜孝 様 |
使用 いただいている 弊社商品 | 紙折機 AFC-566AKT、AFC-492 /
丁合機 SAC-600、HAC-60 中綴じシステム VAC-300+StitchLiner5500 / VAC-3000+SPF-200A+FC-200A 無線綴機 BQ-460、BQ-440、 BQ-160 他 |
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会社所在地 | 大阪市鶴見区鶴見4 丁目11-30 TEL : 06-6914-6611 |
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Horizon News 掲載年月 | 2012年9月 Vol.36 |
鶴見の借金王と言われていたが
製本で生きのびる!
製本業を始めたきっかけ

弊社とは紙関連業界つながりで、創業前からお互い周知の関係でした。創業当初は資金繰りの関係から、弊社の無線綴機BQ-440、丁合機AC-3200、紙折機AFC-502、中綴じシステムSPF-10ラインなど、全てオーバーホール機でスタートされました。
創業当初は、債権者が製本現場に頻繁に訪れるなど苦労の連続だったそうですが、社長自ら現場に立って、作業される姿を見せるうちに相手の信頼を得られることとなったようです。社長曰く「会社務めの頃は、ゴルフや北新地が友達だった時代もあったが、今では全く縁がなくなり、いつの間にか本作りが友達になりました」と懐かしそうに話して下さいました。
独自に掴んだ製本業の生きる道

そんな出来事もあって、工場移転後は設備投資に積極的で、弊社の設備も、無線綴機はBQ-460とBQ-440の2台体制、丁合機はVAC-3000とSAC-600、紙折機AFC-566AKT、中綴じシステムSPF-200A、StitchLiner5500と、最新機種をご導入いただきました。未経験という不利な条件で始められた社長は数年の経験の後、『ユーザー様に満足していただけることが 一番の武器』と実感され"納期厳守" "品質の向上"は当たり前で、声を掛けられた仕事は『コストが合わない 仕事以外は絶対断らない』を信条に業績を伸ばしてこられました。またアイコス様は"機械の能力を120% 出して仕事する"ことに長けておられ、弊社の設備をとことん使いこなされています
苦労の連続で得た経営理念

「当社は他に比べてこれと言って特別な設備はしていない。お客様が“製本はアイコスにまた出したい”と思っていただける環境作りが全て」との社長のお言葉。例えば女性が『自分の化粧品はこのメーカーでないと駄目』と拘りを持たれるように『アイコスに製本を頼むことに拘りを持ってもらいたい』というお考えです。相談を受けた仕事は極力断らない、トラックを大小4台自社で準備している、機械の能力を120%引き出すなどは全てその表れです。社屋を二度移転された理由も、狭くなったというより、お客様に訪問してもらいやすい立地条件を考えられてのことで、駐車場も10台分お客様のために確保されています。創業時から4倍に増えた社員の方々には『本という最終工程の担い手としての自信と責任と誇りを持とう』という言葉を常に意識付けされています。今回の取材にあたり、長年お付き合いさせていただいている私に、初めて関連書類をお見せになり“背負われた借金”のことを話して下さいました。そして同時に「ホリゾンの製本機器でこの事業を始めていなければ、ここまで来られていなかった…」とありがたいお言葉をいただきました。 止むを得ず背負われた大きな借金もすでに完済され、“製本が友達”である木村社長率いる株式会社アイコス様の益々のご発展をお祈り申し上げます。
((株)ホリゾン西コンサル 田中 孝)