会社名 | 株式会社 サンアート印刷 | 代表取締役社長 若園 宣治 氏 |
使用 いただいている 弊社商品 | StitchLiner5500、BQ-470、VAC-400 AFC-566FKT、PST-40、 AFC-504KT、EF-354, CP-20、MP-47 |
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会社所在地 | 愛知県春日井市森山田町73番地 TEL :0568-32-2790 / FAX :0568-33-0497 |
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ホームページ | http://waterless-p.com/ | |
Horizon News 掲載年月 | 2010年6月 Vol.29 |
熟練の技術者と水無し印刷で最高品質とエコを実現。
創業は、昭和21年、靴下製造と輸出用コースター製造業に加え、印刷業に進出したことに始まります。昭和41年に有限会社 三和商店を設立。昭和56年に印刷部門を名古屋市守山区に移転しました。昭和59年には、靴下、輸出用コースター製造部門を廃止し、社名を有限会社サンアート印刷に変更。その後、春日井市森山田町に現工場を新築移転。昭和61年には本社を現工場に移転されました。平成5年には、カラー製版システム一式を設置し製版分野にも進出。平成14年には、株式会社に組織変更され順調に操業されています。
全て水無し印刷22年の実績同社は、高品質を追求するため、3台ある4色印刷機の全てに水無し印刷専用機を使用されておられます。平成元年に印刷時の「湿し水」によるトラブルに悩まされ 思い切って水無し専用機を他社に先駆け導入されました。当初は、版面温度、ローラー温度等の設定もままならず、特に冬場は立ち上げにかなり手間取られたそうです。
使用するインキも試行錯誤し、さまざまな苦労を重ねてこられました。その甲斐あって「水無し印刷」のノウハウも蓄積され、現在では特色印刷をはじめ、金、銀印刷など水無し印刷における技術的な諸問題も全てクリアされました。また、特色印刷では他社にないインキ調色機を早くから導入され、見本どおり色を出し、再版物にも時間をかけることなく高品質で処理しておられます。
企画から製品まで 自社で一括管理同社の製品は、全て社内で一括管理体制のもとに生産されます。前日に必ず翌日の作業ミーティングを行い、徹底した工程管理が実施されています。特に品質管理に力を入れられ、品質重視の水無し印刷はもとより熟練の技術者集団で作業の標準化を目指され、ひとつひとつの作業自体にも技術者の工夫が見られます。また『良い企業であるためには良い社員を』と考えられ、社内情報をオープンにし、フリーな発言を尊重され、能力による年俸制を採用され、社員のやる気を高めておられます。
ホリゾンとのお付き合い平成5年に製版設備の導入と同時に、品質管理の必要性と短納期・低価格を実現するために弊社の菊半裁クロス折機AFC-504KTの導入に始まり、中綴じシステムSPF-20Aライン、StitchLiner5500、四六判半裁フルオート折機AFC-566FKT、フルオート無線綴機BQ-470と続けて導入いただきました。
「過去一回だけ、他メーカーの中綴機を導入したのですが、故障に悩まされ、ホリゾンさんにまた戻りましたよ。」と若園社長からは機械への信頼性を評価いただきました。 最近の仕事は小ロット多品種が当たり前になり、印刷では準備時間の短い水無し印刷が活躍しています。製本では自動でセット替えができるので、特別な技術がなくても高品質な仕上がりが可能な弊社の製本機が活躍中です。無線綴機には出口に重量検知器を取り付けられるなどチェック体制も万全です。製本を内製化したことで、納期短縮も実現し、利益確保にもつながったため、今後はPP加工やトムソン(型抜き)も内製化したいとも考えていらっしゃいます。
お客様の信頼が第一 スピードが命「主張することが美徳とされる世の中で、あえて黒子に徹し、お客様の要望にフィットするための努力と工夫を重ねることを理念とします」とおっしゃるように同社の最高品質はお客様の思いが溢れかえる印刷物です。その信頼を得るために、品質管理の徹底、短納期、24時間365日営業と惜しまない努力をしておられます。
「特にトラブルが発生した時の対応はどこよりもカッチリやります。」と自信を持って社長がおっしゃるように、トラブルに対する素晴らしい対応力には驚かされます。また印刷だけでは利益が出しにくい時代に、プリプレス、プレス、ポストプレスと全て内作化し、作業を標準化することによって、低価格・短納期を実現しておられます。
今後の株式会社サンアート印刷様のご発展をお祈り申しあげます。